M最強説 [ライフ]

読んだ本。


・松本人志の怒り赤版 【松本人志】



・・・・内容にふれるまえにいっこ言わせてください。なんでうちのパソコン『人志』が一発変換でけへんねん!!(怒)それこそが怒りや!!

・・・失礼しました。





いやー、なんていいますか、すごいわあとしかいえないですね。この自分の語彙力の低さ・・・泣きたくなりますわ。
もっとほかの賛辞は?・・・考えても、浮かびません。圧倒された、というしかないですね。
こういう感覚ってたとえ口に出そうが紙に書こうが、けっきょくまるままはつたえられないんです。

赤版はニュースの内容をばっさばっさと切ってくかんじで構成されていて、目からうろこな観点が光る。
怒りとはいいつつも、がーっとした、浅い怒りの赴くままには書かれてません。でもちゃんと切る。気づかないうちにやんわり、切られている。やわらかーい、バターナイフみたいなかんじ。笑 
青版はまた、一味ちがった内容のもの、生活してくなかでの怒りですが、赤版は、自分らと同じもの(ニュース、話題)を観て、そんで、それに対する意見をのべられてるわけですから、わかりやすい。感情移入しやすいですね。


いちばんおもろいなあと思ったのは、SとMのとらえかたですね。
昨今バラエティー内、はたまた小中学生まで、SだのMだのやんややんやかんたんに口に出すようになりましたが、それを広められたのはほかでもない松本さんです。
そのご本人のSMの見解。
ドM安倍首相、という話のところで、それは語られました。

なんでも、Mの対極にSがある、という、だいたいの人が感じているとらえかたはそもそもちがうらしいです。
松本さん曰く、SはMの一部やと。SはMの内にあるものやと。
Mは、Sの浅い幼稚な発想は理解できるけども、SにはMの深い気持ちなんか全然わからないんだ、と。
さらに、最強のドMは最強のドSでもあるんだと。

なるほどなあ、深い。これこそほんとの深イイ話ですよ。笑
Sのがいいみたいに世間的には思われてますけど、そんな表面的なことで判断するのは浅いなーとおもいました。
そもそも、人いじめるのが心の底から大好きな人間って、ほんとにおるんですか?不思議でしゃーないです。
そうやって手をくだすこと自体、その人を見下してることになりませんか?そんなん失礼だし、まして自らすすんで人を傷付けるなんて、そんなもん、楽しくもなんともないもんなあ。
痛いって言われたり泣きそうにされたり嫌な顔されても、全然嬉しくない。ちっともたのしくない。まったく興奮しない。
・・・Sじゃねーなあ、と思いますね。だって、そんな顔されたらかなしいじゃないですか。かわいそうなるじゃないですか。それを見ながら笑う?絶対無理だなそんなん。
かといって、Mでもない。痛いのは大嫌い。束縛なんてされたら付き合いきれない。罵倒されたら腹立つ。全然興奮しません。まったく高揚しません。
そういうふうにされて心のどっかで悦に入ってる部分があったら、ああ、Mベースの人間なんかなあ、と思うけども、そういうのが全然ないからなあ。Sもまた然り。

話がそれる。

うろおぼえですが、Sの起源(?)になったマルキ・ド・サド伯爵(だったような気がする)は、周りの人に自分から手を下すだけでは飽き足らず、自分より身分のひくい人に、自分のことひっぱたかさせて、自分をひっぱたいてる人間のおびえた顔を見て興奮してたっていいますからね。そういうとこからも、どっか、Mベースなとこはあると思えますね、Sの人って。


こんだけ世間に広められる、松本さんの影響力はすさまじい。いまなんて、マジで、小学生でも使ってますからね。笑



でも声を大にしていいたい。




S は M の 一 部 や ! !



昨日学習しました。笑 



Sだから優位だとか、上に立てるとか、そういうのは、勘違いですわ。
考え方改めさせられましたね。
M最強説(笑)を信じて(どっちのケもないですが)、うたれづよく辛抱強く。
そうありたいですね。

ほかにもたっぷりおもろい見解が載っていますので、ぜひ書店にてお買い求めください。笑

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